Yoshiei Watanabeのつぶやき

研究の進捗、ちょっとした発見などをつづります。岩手県立大学に勤務してますので、公立大学や岩手県内の教育の状況を分析しています。その他福島(18年居住)・宮城(11年居住)にも少なからぬ縁がありますので、比較分析をしていきます。

公立大学法人運営費交付金算定メモ15(和歌山県立医科大学)

平成18年度~平成23年度予算

[積算に当たっての基本的な考え方]

※ 平成18年度の額を基礎として、平成19年度以降の予算額を試算している。

※ 運営費交付金は、中期目標期間当初は積み上げ方式によるものとし、平成18年度の額を基礎として毎事業年度1%ずつ減額し、中期目標期間中23,630百万円の交付を受ける見込みとして計上している。

  平成18年度運営費交付金事業経費 - 自己収入

 また、運営費交付金は一定の仮定の下に試算されたものであり、各事業年度の運営費交付金については、予算編成過程において決定される。

 なお、運営費交付金の算定には、診療報酬改定の影響は考慮されていない。

 平成18年度は、診療報酬改定の影響による大幅な附属病院収入の減収を見込み、経営努力による診療経費削減で対応することとして計上している。

※ 大規模な施設及び設備の整備や改修等は、設立者と別途協議することとし、計上していない。

※ 今後の診療報酬改定等の大きな社会変動があった場合は、設立者と別途協議することとし、計上していない。

※ 表中における計数は、それぞれ切り捨てによっているので、合計とは一致しない場合がある。

[人件費の見積り]

 中期目標期間中73,335百万円を支出する。(退職手当を除く)

※ 退職手当については、公立大学法人和歌山県医科大学職員退職手当規程に基づいて支給するが、運営費交付金として措置される額については、翌年度の予算編成過程において、前年度の実績に応じて再計算して算定される。

 

平成24 年度~平成29 年度予算

[積算に当たっての基本的な考え方]

※ 平成24 年度の額を基礎として、平成25 年度以降の予算額を試算している。

※ 運営費交付金は、平成24 年度当初予算編成時に決定した額を計上しているが、一定の仮定の下に試算されたものであり、各事業年度の運営費交付金については、予算編成過程において決定される。

附属病院収入は、毎年1%の増収を見込むとともに、地域医療支援総合センター(仮称)稼働後の増収を別途見込んでいる

※ 大規模な施設及び設備の整備や改修等は、設立者と別途協議することとし、計上していない。ただし、地域医療支援総合センター(仮称)整備等、既に事業計画に基づいて着手している事業や、大学として継続的に実施する予定の事業は計上している。

※ 今後の診療報酬改定等の大きな社会変動があった場合は、設立者と別途協議することとし、計上していない。

※ 表中における係数は、それぞれ切り捨てによっているので、合計とは一致しない場合がある。

[人件費の見積り]

中期目標期間中89,900 百万円を支出する。(退職手当を含む。)

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そういえばこれまであまり注目してなかったが、だいたい初年度を基に減らしていくって方式なんだな。で、和歌山医大は18年度交付金から1%ずつ減額か。第2期については、減額はないけれど、附属病院収入(第1期によれば自己収入の1項目)と地域医療支援総合センターの増収を見込むという新たな戦法。なるほど。