Yoshiei Watanabeのつぶやき

研究の進捗、ちょっとした発見などをつづります。岩手県立大学に勤務してますので、公立大学や岩手県内の教育の状況を分析しています。その他福島(18年居住)・宮城(11年居住)にも少なからぬ縁がありますので、比較分析をしていきます。

公立大学法人の目的(粗分析)

定款の分析をしようと思っています。

どの法人も「目的」を書いておりまして、そこに書かれている内容を分析し始めています。

まず単純なテキスト分析から。

大学 147 5.9
法人 96 3.9
社会 90 3.6
地域 87 3.5
研究 80 3.2
管理 66 2.7
公立 66 2.7
設置 66 2.7
目的 64 2.6
人材 59 2.4
育成 57 2.3
発展 48 1.9
寄与 47 1.9
教育 46 1.9
豊か 45 1.8
文化 44 1.8
専門 38 1.5
創造 36 1.5
学術 35 1.4
貢献 34 1.4
人間 33 1.3
知識 32 1.3
向上 30 1.2
国際 29 1.2
行政 27 1.1
地方 27 1.1
独立 27 1.1
平成 27 1.1
27 1.1
法律 27 1.1
教授 24 1.0
拠点 23 .9
成果 22 .9
医療 21 .8
還元 21 .8
高度 20 .8
福祉 20 .8
看護 18 .7
産業 17 .7
保健 17 .7
16 .6
実践 13 .5
教養 12 .5
世界 12 .5
有為 12 .5
振興 11 .4
生活 11 .4
芸術 10 .4

10以上使われているテキストです(右の数字は全体に占める%で、あまり意味はありません)。

公立大学法人」という名称が使われている以上、「大学」「法人」「公立」が多く出ているのは仕方ないですが、それを除くと「社会」「地域」「研究」「管理」「人材」「育成」「発展」「寄与」「教育」などが上位に上がっています。社会や地域が最上位に上がっているのは、公立大学の使命とも言うべき内容です。個人的に今日膿深いのは、「教育」よりも「研究」や「管理」(こちらは、法人の目的が大学の管理運営だからという意味でしょうか。)が多くなっているという点です。これらは数え方の問題もありますが、法人化の目的そのものとも関係があるかなと思っています。