Yoshiei Watanabeのつぶやき

研究の進捗、ちょっとした発見などをつづります。岩手県立大学に勤務してますので、公立大学や岩手県内の教育の状況を分析しています。その他福島(18年居住)・宮城(11年居住)にも少なからぬ縁がありますので、比較分析をしていきます。

岩手の地方税

出典:市町村別決算状況調(『統計でみる市区町村のすがた』より)

 当然ながら、まちづくりにも社会福祉にもお金が必要です。岩手県内の市町村の財政状況をまず押さえておかねばということで、こちらの動画です。本来ならば財政力指数が簡単なところですが、市町村合併が多くあった影響でデータが2004年度くらいからしかありませんので、

計算値=地方税/歳入決算総額

の値を追ってみました。収入の中にどれだけ地方税があるかですが、自主財源の主たるものの地方税の強さを見ようと思ったものです。自主財源にはこのほかにもあろうかと思いますが、ひとまず一番大きいだろうものを。

 凡例には0.7くらいまで区切ってありますが、一番大きい盛岡市ですら0.4付近を行ったり来たりです。収入の4割くらいが地方税ということになります。富岡製糸場世界遺産登録で湧いていますが、同じく世界遺産登録(橋野高炉跡)を目指している釜石もなかなかに頑張っています。それからやはり県北沿岸の町村や西和賀・住田あたりが地方税の力は小さいようですね。